吟行2日目
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生まれて15日。血のつながりってあまり意識したことないけど、新しい命が生まれると、もういつ死んでもいい気がする。
娘の夫はかの倒産したRの社員だったが、N証券と契約を交わしたばかりというのに1か月の出産休暇を取得して、毎日つききりで妻と子の世話をしている。世の夫たちがみんな出産休暇が取れるようになったら、妻はどんなに幸せだろう。夫婦、親子の人生にとってどんなに貴重な1か月であろうか。
一方で、プーたろうの身で子どもができて結婚した息子の場合は、このごろようやく社員になれたようだが、低賃金のまま過重な労働をこなすワーキングプアである。保育園に空きがなく、息子の妻は働きに出ることができない。社会格差の見本みたいな姉弟の生活の違いを見ていると、複雑な気持ちになる。
出生率の低下は国の将来にとって大きな問題なのに、脳内出血を起こした妊婦が病院をたらい回しにされたり、今の日本は出産のリスクが高すぎる。父親の休暇はもちろん、女性が1年以上の育児休暇をつつがなくとれ、復職を保証すること、育児中の時短や休暇の整備、保育園の充実など、問題山積である。
わたしは持病があったために出産後に復職できずに悔しい思いをした。フリーで働き続けることができてよかったが、今会社勤めをしてみると、どれだけ組織によって守られているかを痛感する。社内には、3人の子を育てながら40年間勤めた女性もいる。育児休暇中の若い同僚もいる。ここはかなり恵まれた職場なのだろう。
どんな職場でも、女性が働きながら安心して子どもを産める社会の実現を夢見るのである。
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