« 2008年10月 | トップページ | 2008年12月 »

2008年11月 9日 (日)

吟行2日目

Photo_6 三崎口の港の朝市で蜜柑と山盛りのちりめんじゃこを買う。吟行2日目は三崎口港周辺を散策。山沿いの道を上り下りしして、観葉植物みたいなきれいな草木を見る。このへんは温暖なよい気候の地域であるのを再確認。町の公民館に到着して投句。

水槽の皮剥に皮ありし冬(木履)

冬の坂海を見るとき懐かしき

自生するアロエ鎌首もたげ冬

ここでわたしと数人が用事があって帰宅。ほかの人々は港でおいしい海の幸を愉しんだ模様である。今年も楽しかった。世話をしてくださった茂本・伊東夫妻。ありがとう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年11月 8日 (土)

三崎口吟行

Photo_5 句会の仲間と年に一回の一泊吟行。今年は三浦半島の三崎口、城ヶ島へ。雨がちだったが冬の海もいいものである。三崎口は北原白秋が不倫相手としばらくの間住んだところらしい。バスで城ヶ島へわたって海辺へ。駄句をたくさんつくりました。

バス降りて冬の鳶を仰ぎけり(木履)

赤い橋渡って冬を駆け落ちる

貝殻を売る店のあり冬ざるる

冬灯台水平線の下にあり

バスで三崎口へ戻り、旅館で夕食前に第1ラウンド。夕食後に部屋でエンドレスの句会。その間に風呂へ2回、3回。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年11月 7日 (金)

歴程祭

Kitagawa

2008年歴程祭。今年の受賞は北川透氏の『中原中也論集成』思潮社刊。分厚い本だけど、中也好きには貴重な集成である。若いころから中也が好きだったが、しばらく遠ざかっていた。でも雑誌に載った北川さんの中也論は折りにふれ読んできた。わたしの導きの書である。中也の魅力もさることながら、このように一人の詩人について長い年月にわたって論じ続けるというのは大切なことだ。ほんとうにおめでとうございます。わたしは慣れない事務局をおおせつかって2年目だが、今年も終わるまでどたばたとあって、無事終了してやれやれである。

Photo_2北川氏、去年の受賞者の岡井隆氏と。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年11月 2日 (日)

出産休暇

Moichi 生まれて15日。血のつながりってあまり意識したことないけど、新しい命が生まれると、もういつ死んでもいい気がする。

娘の夫はかの倒産したRの社員だったが、N証券と契約を交わしたばかりというのに1か月の出産休暇を取得して、毎日つききりで妻と子の世話をしている。世の夫たちがみんな出産休暇が取れるようになったら、妻はどんなに幸せだろう。夫婦、親子の人生にとってどんなに貴重な1か月であろうか。

一方で、プーたろうの身で子どもができて結婚した息子の場合は、このごろようやく社員になれたようだが、低賃金のまま過重な労働をこなすワーキングプアである。保育園に空きがなく、息子の妻は働きに出ることができない。社会格差の見本みたいな姉弟の生活の違いを見ていると、複雑な気持ちになる。

出生率の低下は国の将来にとって大きな問題なのに、脳内出血を起こした妊婦が病院をたらい回しにされたり、今の日本は出産のリスクが高すぎる。父親の休暇はもちろん、女性が1年以上の育児休暇をつつがなくとれ、復職を保証すること、育児中の時短や休暇の整備、保育園の充実など、問題山積である。

わたしは持病があったために出産後に復職できずに悔しい思いをした。フリーで働き続けることができてよかったが、今会社勤めをしてみると、どれだけ組織によって守られているかを痛感する。社内には、3人の子を育てながら40年間勤めた女性もいる。育児休暇中の若い同僚もいる。ここはかなり恵まれた職場なのだろう。

どんな職場でも、女性が働きながら安心して子どもを産める社会の実現を夢見るのである。

| | コメント (3) | トラックバック (0)

« 2008年10月 | トップページ | 2008年12月 »